種類 : 洋画
製作年代 : 1970年代
ジャンル : ヒューマンドラマ

タイトル：悲しみの青春
原題：IL GIALDINO DEI FINZI CONTINI(THE GARDEN OF THE FINZI-CONTINIS)
製作年・国：1971年伊
監督：ヴィットリオ・デ・シーカ
出演：ドミニク・サンダ、リノ・カポリッチオ、ヘルムート・バーガー
評価：★★☆

ジョルジョ・バッサーニの同名小説（邦訳名『フィンツィ・コンティーニ家の庭』）の映画化。1930年代後半の北イタリアの古都フェッラーラ。大学で文学を学ぶ主人公のユダヤ人青年（リノ・カポリッチオ）が市立図書館で勉強していると、警備員がやってきて、館長からの退去通告を彼に伝える場面がある。納得がいかない彼は館長に直接の説明を求めるが、館長は「私にはどうにもならない。私としてはあなたを歓迎する」と言いつつ、人種法に従わなければ家族の身が危うくなることを彼にほのめかす。その後、幼馴染の女性の父親で、館長の知り合いでもある大学教授（カミッロ・チェザレイ）が、「市立図書館の蔵書はここに全部あると思う。選りすぐりの蔵書だ。図書館以上だ」と言い、彼のために一家の邸宅の広々とした書斎を勉強場所として彼に提供する。図書館のロケ地はローマのアンジェリカ図書館。邸宅の書斎のロケ地は、同じローマのパラッツォ・プリオリの図書館。第44回米アカデミー賞外国語映画賞受賞。＜キネ563＞＜WLH＞＜DB＞