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寒い国から帰ったスパイ

種類 : 洋画
製作年代 : 1960年代
ジャンル : サスペンス・ミステリー

タイトル:寒い国から帰ったスパイ
原題:THE SPY WHO CAME IN FROM THE COLD
製作年・国:1966年米
監督:マーティン・リット
出演:リチャード・バートン、クレア・ブルーム、オスカー・ウェルナー
評価:★★☆

ジョン・ル・カレのベストセラー小説(邦訳名『寒い国から帰ってきたスパイ』)の映画化。英国諜報部を解雇され、酒浸りとなった主人公の男(リチャード・バートン)が、ロンドンの心霊研究所で司書の助手として働き始める。男が職業安定所で仕事を紹介される場面、研究所の初老の女性司書(アン・ブレイク)から簡単な面接を受ける場面、職場で若い女性司書(クレア・ブルーム)と会話する場面、若い女性司書から彼女の自宅で食事を振る舞われる場面、職場で二人の女性司書が会話する場面などがある。彼は、食料品店の店主との諍いがもとで投獄され、司書の仕事を辞めざるを得なくなる。また、若い女性司書は共産党員で、彼と知り合ったことで後に過酷な運命をたどることになる(注:本作では、二人の出会いはあたかも偶然であるかのように描かれているが、原作では、トリックがあったことが後に彼の口から明かされている)。劇中には彼の後任の男性司書(マイケル・リッパ―)も登場する。登場する司書たちについては、Tevis&Tevisの著書で詳しい分析がされている。1966年度英国アカデミー賞作品賞(国内)、男優賞、撮影賞(モノクロ)、美術賞受賞。邦訳書(1964年早川書房刊)の訳者あとがきによると、パラマウントが映画化権を獲得した際、主役はバート・ランカスターに決定していたという。<映芸224><LMA><WLH><ILC><KJC><EW><DB>

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