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種類 : 邦画
製作年代 : 1960年代
ジャンル : その他
タイトル:学生野郎と娘たち
制作年・国:1960年日活
監督:中平康
出演:中原早苗、芦川いづみ、岩崎千恵
評価:★★☆
週刊文春に連載された曽野綾子の「キャンパス110番」の映画化。女子寮に暮らす女子学生を中心に、ある大学の苦学生たちの生活をコミカルに描いた群像劇。作中には図書館の場面が2度映されるほか、セリフの中にも2度図書館ないし図書館に類する語が登場する。図書館の場面では、閲覧机で、ガリ勉の男子学生(伊藤孝雄)と行動派でお節介な女子学生(中原早苗)が並んで会話する場面や、バーでアルバイトするも高潔な女子学生(芦川いづみ)が呆然として座っているところに、恋人のガリ勉学生がやってきて話しかける場面がある。前者の最後のほうには、彼女が大声をあげ、周囲の学生たちの注目を集める場面も。背景には、閲覧机で勉強する学生たちや雑誌架、新聞架、書架のほか、カウンターにいる女性職員や女子学生の姿なども見える。学費値上げ反対の署名を持ってきた行動派の女子学生と同じモータクラブでアルバイトする親友の女子学生(岩崎千恵)二人に、新学長(仲谷昇)が、「私は今日、あなたがたの真剣さに触れ、大変感銘を受けました。理由のない休講はなくします。図書館も充実させ、厳格な試験制度を敷いて、必ずあなたがたの学力を向上させるよう努めます」と言うセリフがある。さらに、学長から、優秀さを買われ、東大の大学院を受けるよう勧められたガリ勉学生が「僕は就職を希望しているんです」「(自分は、T・Bの既往症や家庭環境の点で就職の条件としては恵まれていないが)大会社の資料課や調査課のような部門に入れば、必ず人並みのことはできるつもりですし、むしろ、普通以上にやりおうせてやろうという情熱も持っています」と言う場面も。
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