種類 : 洋画
製作年代 : 1950年代
ジャンル : SF

タイトル：地球最后の日
別題：地球最後の日
原題：WHEN WORLDS COLLIDE
製作年・国：1951年米
監督：ルドルフ・マテ
出演：リチャード・デア、バーバラ・ラッシュ、ラリー・キーティング
評価：★★☆

天体衝突による地球壊滅の危機を描いたSF映画。原作は1933年に刊行されたエドウィン・バルマーとフィリップ・ワイリーによる同名小説（邦訳名は『地球最後の日』）。図書館や図書館員の直接的な描写はないが、地球と似た環境を持つ遊星ザラスへの移住計画の一環として、過去の文明の遺産や人類の知識を後世に伝えるため、作業員技術者たちがフラットベッドスキャナのような機械に向かって本を1ページ1ページスキャンし、マイクロ化する作業を行う場面がある。この場面では、"The Holy Bible（聖書）""Anatomy of the Human Body（人体解剖学）""Practical Mathematics（実用数学）""Encyclopedia（百科事典）"など、作業場（Microfilm Laboratory。日本語字幕では「マイクロフィルム室」）の書棚に並ぶ本のタイトルも映し出される。作業場の風景が、今日、国立国会図書館などで行われている本のデジタル化作業の現場のそれと似ている点も興味深い。第24回米アカデミー賞特殊効果賞受賞。＜SS＞