種類 : 洋画
製作年代 : 2020年代
ジャンル : 恋愛

タイトル：マイ・オックスフォード・ダイアリー
原題：MY OXFORD YEAR
製作年・国：2025年米
監督：イアン・モリス
出演：ソフィア・カーソン、コーリー・ミルクリースト、ダグレイ・スコット
評価：★★☆

序盤、有名企業への就職を前にオックスフォード大学に留学したNY出身の優秀な女子学生（ソフィア・カーソン）が、同大学で詩を教える地元出身の文学青年（コーリー・ミルクリースト）に留学の理由について聞かれ、「図書館フェチなんです」「本に囲まれてるのが大好き」「古い本はこの世の最高の匂い」「（10歳の頃、F・プルマンの本を読破し）ホコリをかぶった古い初版本に囲まれて過ごすと心に決めた」と答える場面がある。この時の二人の会話は、後日、青年が彼女に「見せたいものがある」「図書館の中にある図書館はもう来たか？」と言ってデューク・ハンフリー図書館の中を案内し、事前に用意してあった米国の詩人エドナ・ミレイの初版本の詩集を見せて彼女を感嘆させることで回収されることになる。退館時、青年に協力的な女性司書（ニア・アニサ）に二人が礼を言う場面やラドクリフ・カメラ前の庭で、一人でお茶をする彼女にある女性が話しかける場面、彼女を追って青年がボドリアン図書館の閲覧室に現れる場面なども。青年の実家である壮大な屋敷（ロケ地は、英ハートフォードシャーのハットフィールド・ハウス）の書斎など、図書館以外の場面でも、背景としての本が印象的に描かれている。前述の女性司書は、終盤にも印象的な場面で登場する。