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種類 : 邦画
製作年代 : 2020年代
ジャンル : ヒューマンドラマ
タイトル:ふつうの子ども
製作年・国:2025年「ふつうの子ども」製作委員会
監督:呉美保
出演:嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大
評価:★★☆
序盤、クラスメイトで環境問題に強い関心を持つ"意識高い系女子"(瑠璃)に恋をした主人公の小学4年生の男の子(嶋田鉄太)が、彼女に近づくため、図書館を訪れる場面がある。教室で彼女が読んでいた本から、彼女が図書館を利用していることを知った彼が、放課後、いったん帰宅してから利用者カードを持ってキックボードで図書館に向かう場面、ヘルメットを着用したまま、館内を探し回った末に閲覧机で一人本を読む彼女の姿を見つける場面、環境問題に関する本を手に彼女の前で偶々出会ったかのように振る舞う場面に続き、彼女に促されてカーボンニュートラルに関する本を読む彼女の隣りに座り「難しい問題だよネェ」と声をかけるが、彼女からは「静かにして」と注意されてしまう。クラスの問題児の男の子(味元耀大)と主人公の男の子が図書館の外から窓をたたいて中にいる彼女を呼び、三人が図書館の外で会話する場面や、放課後、学校で、彼女がひとり勉強するメディアセンターの前を主人公の男の子が友人の男の子と会話しながら下校する場面、教室で彼女が主人公の男の子に「これがわかりやすいんじゃない?」と数冊の本を貸す場面も。"本”が知識や情報を得るためだけでなく、子どもどうしの距離を縮める小道具にもなっている点が興味深い。図書館のロケ地は流山市立森の図書館。教室と廊下の間に壁がないなど開放的な建築設計を特徴とする小学校のロケ地は藤沢市の湘南学園小学校。<KJW>
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